最近では、テレワークという言葉をよく耳にするようになりました。テレワークとは、自宅やカフェなど、オフィス以外の場所で仕事をすることを指す言葉です。私も2019年から現在まで、自宅でテレワークをしているので、その実態について皆さんにお伝えしたいと思います。
テレワークやってみたいけど仕事のイメージがわからない
テレワークやっているけどほかの人はどんな感じで仕事しているのだろう…
そんな方へ向けた記事となっています。
現在の仕事状況
テレワークの実態とお伝えする前に筆者の仕事状況について、整理します。
※あくまでも筆者の場合であることをご了承ください
勤務形態
フレックスタイム制となり、10時~15時は必ず稼働しなければなりません。制度はあるものの、そのほとんどは9:00~17:30で稼働しています。
残業時間
平均20時間/月です。ただ、RFP(提案依頼)回答や担当ユーザの長期プロジェクトが重なるタイミングであれば、50h/月以上の残業をすることもあります。繁忙期は特になく、自分がアサインされた案件の数やプロジェクトの進捗によって、稼働時間は左右します。
出社頻度
状況にもよりますが、月2回程度です。書類管理や押印作業がないため、基本業務はテレワークで完結できますが、現地作業やお客様訪問時には出社・外出することがあります。
仕事内容
お客様ネットワークの設計・構築に関する業務をしています。技術的な観点からお客様要件に沿って、自社・他社サービスを複合的に提案し、設計・構築案件へとつなげています。技術仕様の確認や資料作成、工事前には検証環境の構築・検証・評価などを行っています。1日中、資料作成することもあれば、ベンダーへの発注契約の対応に奔走することもあり、技術以外の仕事も数多くあります。
テレワークってどんな感じ?気になる実態をご紹介
前提条件が整理できましたので、
テレワークについて、家族や友人からよく質問される内容をご紹介します。
業務時間はどうなっているの?
先ほどもご紹介しましたが、基本的には9:00~17:30の勤務となっています。始業5分前にはTeamsから上長へ始業報告をします。細かなスケジュール報告は必要なく、簡易な報告を毎日行っています。
おはようございます。ワタルです。
テレワーク(9:00~17:30)開始します
・〇〇食品 お客様打ち合わせ
・XX工業 提案資料作成&社内レビュー
・クリニック△△ 設計資料作成
上記のような感じで報告しています。終業後も同じような内容で報告してます。
監視ってされないの?
業務中、カメラオンで常にZoomを開いて、すぐに質問できる状態にしている、といった「事実上の監視」をしている会社もあるようですが、筆者の場合、そのような運用はありません。
確認事項や疑問点があれば、グループチャットや個人へTeamsコールをして解決することが多いです。すべての業務がTeams中心で行われています。
「監視」ではありませんが、業務用PCのログ管理はあります。PCのON/OFFの時刻が勤怠システムと連動されているため、社員が登録した勤怠時刻とPCログに乖離があった場合は、乖離理由の登録が必要となります。
逐一、上長が各社員のログ確認をすることはありませんが、社員の勤務状況は能動的に確認できる状態、ということになります。
同僚とコミュニケーションをとらなくてもいいの?
出社していたころは、仲の良い先輩や上長と雑談をして自然とコミュニケーションがとれていたと感じますが、テレワークが始まってからは、そういった「自然なコミュニケーション」をとることはほとんどなくなりました。
なので、何気ない日々のコミュニケーションが苦手な方からすれば、良い環境ではないでしょうか。
業務上、必要なコミュニケーションだけできれば、業務上、問題ありません。
一方で、雑談をすることで業務のヒントを得ていた人は苦労するかもしれません。現に筆者もそのようなタイプでした。オープンスペースで隣の人の会話を聞きながら、「そういった進め方があるのか!」といった経験は少なくないからです。
コミュニケーション不足を解消(?)するために、上長と月一の雑談会(1on1)は設けられています。
暇なとき何してる?
暇なときのテレワーク中の過ごし方は、その人の人間性が試されるときですね。笑
お給料を頂いている限り、ゲームをしたり、マンがを読んで過ごすことなんてもちろんNGです。
筆者が入社2年目で営業をしていたころは、ひたすらCCNAの勉強をしていました。
ぶっちゃけ業務とは関係のないことなので、上長には黙っていましたが、無事合格でき、その後のCCNP取得に繋げることができました。
また、10~15程度の散歩もよくしていました。テレワークが続くと、1週間、日の光を浴びないこともざらになるので、散歩するだけでもリフレッシュすることができます。出社していたころも疲れたらオフィスから出て散歩はよくしていました。
テレワークをするうえで必要なことは?
さて、テレワークをするうえで必要なことをお伝えします。なんせ対面でその人の表情や雰囲気を感じられないまま、コミュニケーションをとることが多いので、手戻りの少ないスムーズなコミュニケーションが業務遂行上、必要となります。また、テレワークができる会社へ転職されたい方へ向けた内容も触れています。
全体像と現在地、確認事項のサマリ、相手へ求めるアクションを整理する
これは、出社していても同じことですね。笑
筆者は上長やメンバへの説明の際、「結局何言いたいの?」となることが多く、以下のツイートをみて少しずつスムーズなコミュニケーションをとることが増えてきました。
テレワークでは、Teamsの画面共有で自分のメモやパワポのイラストを用いながら会話することが多くなるので、冒頭、上記3点をまとめるだけでも話がスムーズに進みます。とくに、相手に求めるアクションは、案件進捗の上で最も重要な要素です。
テキストだけで自分の思いを相手に伝えられるか
業務は基本、Teamsの画面共有で進めているのですが、相手とのスケジュールが合わなければ、テキストだけ(=チャットを使った相談)で要件や相手に求めるアクションを伝えなければなりません。これも先ほどの「全体像と現在地~」をいかに文量を少なく的確に表現できるかがカギとなります。伝わらなければ、最後はTeamsで会話するしかないので、日々、意識しながら習得していきたいスキルの一つになります。
自分の専門性を高める
やはり、自分の武器を持っているに越したことがないと常々思います。特に、IT/通信業界では、専門性が重要視されていると感じます。筆者の会社でも、ネットワーク、音声、セキュリティ、アプリケーションなど様々な領域のソリューションがあり、プロジェクトの際には、それぞれの領域のエンジニアがアサインされ案件進捗することがよくあります。すべてを50%知っていることも大事なのですが、1つの分野を120%知っているほうが、最後の詰めの会話(サービス部門や他社SEと技術的な会話)ができるので、PJメンバとしては重宝します。
先ほどもご紹介したように筆者は、CCNA・CCNPというシスコシステムズ合同会社による認定資格を取得し、ネットワーク領域を専門としたインフラエンジニアとして、業務しています。
さいごに
いかがでしたか。テレワークの一長一短が感じられれば幸いです。筆者も最初は慣れないことばかりで苦労しましたが、現在は、テレワーク万歳!といった感じです。笑
そのほかにテレワークやインフラエンジニアについて、気になることがありましたら気軽にご連絡ください。
テレワークできる会社への就職/転職をされたいのであれば、CCNAはとっかかりやすい資格だと思います。筆者も別業界の営業でしたが、IT/通信業界へ転職した際、お客様と会話ができないことが悔しくてCCNAの勉強を開始しました。転職前に取得していれば、さらに選択肢が広がっていたと今でも後悔しているので、悩んでいる方はぜひ一歩踏み出してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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